2016年12月21日水曜日

横浜市 / 緑区

二十三夜塔

弘化二乙巳九月二十三日

台座に「講」と見える。

横浜市緑区長津田町。東急田園都市線つくし野駅の南東約500mに、天王社(牛頭天皇社)がある。バス停「天王様前」から少し入り、斜面の階段をのぼると山里の風景となる。

道脇に折れて修復の跡がみえる石柱型の二十三夜塔がたっている。
そばに小さな双体道祖神。弘化二年は1845年。





2016年12月17日土曜日

横浜市 / 緑区

二十三夜塔

維持嘉永元申孟秋日

長津田邑岡部谷戸

横浜市緑区長津田町。田園都市線すずかけ台駅の東方600m程の辺りの丘陵斜面に耕雲庵というお堂があった。長津田小学校発祥の地という石塔がたっている。
石段を上ったお堂脇に石塔群。

二十三夜塔の正面の文字は中がふくらんだ「かまぼこ彫」という彫り方か。
嘉永元年は1848年。「孟秋」は7月の異称。

ほかに元文二年(1737)の正面金剛庚申塔や、宝永六年(1709)の地蔵立像など、古い石塔が並んでいる。




2016年12月11日日曜日

横浜市 / 都筑区

三夜塔

安政三祀丙辰冬

十二月二十三日

(基礎)搆中

横浜市都筑区東方町(ひがしかたちょう)の、天満宮。案内に「東方総鎮寺」、元は北方15丁の天神山にあり慶長年間に現在地に移ったとあった。鎮守でなく「鎮寺」と書かれている。

石塔のほうも講中でなく「搆中」になっている。また、二十三夜ないし廿三夜ではなく、「三夜塔」と彫られているのは、この地域では珍しい。やはり、三夜待ち、三夜講とよばれていたのでしょうね。

となりは宝暦十三年(1763)の古くて立派な庚申塔。邪鬼を踏んでいる。安政三年は1856年で、160年前。





2016年12月10日土曜日

横浜市 / 都筑区

(サク)二十三夜塔

弘化三丙午二月吉日(背面)

村中安全

横浜市都筑区佐江戸町、バス停「神社前」付近とあった。神社は杉山神社。横浜線鴨井駅の北西1キロ程で仲原街道沿いの交差点にある。
双体道祖神と並んでいる。この辺りではめづらしい自然石。立派な基礎に「村中安全」。
弘化三年(ひのえうま)は、1846年で、170年前。






2016年12月2日金曜日

横浜市 / 都筑区

二十三夜塔

弘化二乙巳年

八月吉日

下講中

横浜市営地下鉄川和駅の南側。道路沿いに赤い鳥居の山王社がある。建物の間にオアシスのような空間。
石柱型で、弘化二年は1845年。そばに文化六年(1809)と、明治の地神塔が並んでいる。
駅の北側に「川和上村」と彫られた塔があったが、こちらは「下」。