2018年2月25日日曜日

千葉県 / 八千代市

(種字)二十三夜供養塔

明治四十二年十一月  

南習志野 舟橋ミち
東千葉佐倉ミち  一金壱円豊田豊吉 一金一円鈴木七太郎
北白井ミち 島田台発起人 鈴木桑太郎・・・

尾崎の太子堂から妙光寺に向かう途中、細い旧道をたどっていて偶然出会った。
道標を兼ねた角柱型の二十三夜文字塔。
種字はハッキリ確認できないが、(サク・勢至菩薩)とは違い、(バーンクあるいはアーンク・大日如来)のように見えるが・・









2018年2月14日水曜日

千葉県 / 八千代市

皈命大月天子

寶永五戊子十一月二十三日

東葉高速線八千代中央駅の北方約5キロにある、日蓮宗妙光寺。北総線の小室駅からは2キロ程か。本堂脇にたくさんの石塔が並ぶ。右端に笠付き角柱型の二十三夜塔。
上部には蓮華座に二十三夜の月が彫られている。

「皈」は「帰」の異体字。「皈命」は「帰命」で、南無と同じサンスクリット語namasの訳だそうです。
「月天子」も、もともとはバラモン教で月を神格化したものが仏教に取り入れられ、十二天のひとつ「月天」となったようです。勢至菩薩の化身ともされています。
宝永五年戊子(つちのえね)は1708年。




2018年2月4日日曜日

千葉県 / 八千代市

(サク)奉待二十三夜

文化十癸酉年 十一月吉日

尾崎願主 三良左ヱ門 (他多数)

八千代市吉橋の尾崎地区。太子堂脇にある勢至像のとなりに、もう一つの二十三夜塔。
こちらは文化10年、1813年。駒形の文字塔。
周りには女人講と彫られた十九夜塔や子安塔、出羽三山供養塔なども並んでいます。

吉祥院太子堂とあり、吉祥院は文化四年に創設された下総四郡八十八か所の第一番だったようです。現在は太子堂しか残っていません。